エホバの証人は官僚的な宗教的な中央集権制である。

 エホバの証人はさんざんカトリック教会の階級制度を悪魔的な人類の所産であり、大いなるバビロンの証明であってローマ教皇庁やバチカンを批判しているくせに、自分たちも統治体という嘘発生器と利権的な特権官僚の巡回監督が存在していて人のことをいえるのか?なのである。

 政治形態としては北朝鮮の主体思想な朝鮮労働党とか中国共産党のプロレタリア独裁とか日本共産党の民主集中制に近い完全縦社会のエホ証の組織ではあるが、どうも東大法学部の官僚のような巡回監督が特権だらけになって汚職や不正ばかりで王国会館の現場を知らない!という劣化が激しい。

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 昔は巡回監督だって高学歴でエホ証の問題に現実と向き合う現場主義に徹していて、いい人が多い優秀な官僚でエリートで尊敬に値した人が多かったが、今の巡回監督はもはやユダヤ教のパリサイ派以上に利権と自分がかわいいだけの汚職を繰り返す東大法学部の堕落した官僚に成り下がったという。

 エホ証なりたての頃、一昔前の「出版物」を読みあさりました。中でも衝撃を受けた覚えのある本の一つに1950年代発行の「宗教は人類の為に何を成したか」があります。

 冒頭から頭をハンマーで殴られたかのような衝撃があり、一気に読み通したと思います。

 「宗教」というあたりまえに存在するものの、その本質について深く考えたことのなかったテーマについて考えさせられました。

 ものみの塔発行なので、当然一定の 結論に導くようにできてはいるのですが、今のような押しつけがましい感じはそれほどなく、特に冒頭部分の宗教そのものを論じる部分では読み手の深い思考を 刺激するような書き方でした。スゲー本だな、と感心したものです。

 そのときの組織には、まだ真理を追究する姿勢のようなものが残っていて、会衆を回るエリート信者である「巡回監督」も、今のような上意下達の支部出身天下り官僚監督などではなく、現場叩き上げの個性的で魅力的な人物が多 かったように思います。真理を追究する過程、途上にある「解釈の調整」なら受け入れもしようと思っていました。

 自分が?と思いだしたのは、信者から圧倒的な評価を得ていたカリスマ巡回・地域監督の中から、次々と降格され、中にはヒラ長老どころかエホ証ですらなくなる人さえ出た時期です。

 それで、組織は事実を隠蔽するので想像になりますが、日本のカリスマ巡回・地域にも現場の声をくみ取り、何らかのアクションを取ろうとした中で、排除された人もいるのではないか、と。

 今では、「陳情」を「反抗」としかとらえない天下り官僚監督がかなりの割合を占め、イエスマンの権力長老が幅をきかせるモノ言えぬ空気の中、信者の悲痛な叫びが組織に届くことはなくなりました。

 個人的なこと③

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