金正日を讃える『あなたがいなければ祖国はない』の歌が物悲しい。
 どことなく、エホバの証人の世界に通じているのは気のせいか?

 金正日とエホバは共にあり!のように感じてしまう。

 
 独裁国家・北朝鮮で万民仰ぐ金日成将軍と金正日将軍・・・と北朝鮮のラジオ放送でいっているのだけど何か旧約聖書の万軍の主とか万軍のエホバのように朝鮮民族が結束して、敵のアメリカと戦え!というのはエホ証的な発想でもあるように思えてくる。

 日本人は金正日といえば拉致とテロと核開発の独裁者でしかなくて、カルト宗教の親玉のようなものでとんでもない独裁者でしかないのだろうが、北朝鮮の人民もアメリカが38度線で戦争に介入すると強いカリスマ的なリーダーを求めてカルト宗教の教祖を求めてマンセー!!となってしまうのか?

 旧約聖書も悲しく、重苦しい話も多いのだけど、北朝鮮の金正日を讃える歌もどことなく、悲しいエキゾチズムが見え隠れする。

 韓国と北朝鮮で朝鮮半島は分断されているのだけれども『あなたがいなければ祖国はない』の悲劇的な音楽は朝鮮民族の悲しみを深く代弁したエレジーそのものなのかもしれない。